株式会社アルメディア・ネットワーク/完成されていないからできた、女性活用するIT企業。
株式会社アルメディア・ネットワーク
株式会社アルメディア・ネットワークは、大阪に本社を置くITサービス企業です。様々な企業向けシステムの開発、医療システムの導入からサポート、インフラ・ネットワーク構築から運用・保守を中心に事業を展開しています。
IT業界は長時間労働が多く、特に女性は結婚・出産後の働き続けにくい職場。
そういうイメージを持たれるかもしれませんが、アルメディア・ネットワークでは子育て中の女性が働き続けており、2016年「大阪市女性活躍リーディングカンパニー」としての認証も受けています。
どのようにして女性が働き続けられる環境を作っているのか、専務取締役 堀内智子様にお話を伺いました。
また堀内様は社外の活動として、一般社団法人 女性と地域活性推進機構(以下WAO)の代表理事を務めています。ダイバーシティーをテーマに活動しているWAOについても、あわせて紹介いたします。
弊社の社員のほとんどはITエンジニアです。そのうち子育て中の女子社員は3名います。育休からの復帰、あるいは子育て中の働き方を考えて、産休・育休後の時短勤務はもちろんのこと、本人の希望を聞いて部署異動ができるようにもしています。
また、営業部や事業統括本部では一つの業務に「正」と「副」のダブル体制を敷いています。このことにより、急な休みの時でも業務に支障をきたすことなく、休みが取れる環境づくりに役立っています。
現在はテレワークの検討も進めていて、3名の社員が在宅勤務の検証実験中です。テレワーク業務の個人の適性や、時間管理の方法、教育等、2018年4月の本格導入にむけて検討しています。
実は女性活躍を推進することに、明確な理由はありませんでした。元々弊社の代表が製薬業界やIT業界で営業をしていた頃の経験から「女性には営業の適性がある」と感じ、女性を採用したのが始まりです。それからずっと女性の採用枠があります。私も採用をしていると女性の持つ積極性やコミュニケーション能力などはIT業界にも通用する要素だと思います。現在は営業職、事務職だけではなく、技術職の女性も積極採用しています。
こういった取り組みを進めることに、苦労は感じていません。
弊社の現状の体制や規模感がトップの意思の強さを浸透させやすいのかもしれません。
ただ、規定・規則を作るだけではなく、休みが取り易い雰囲気を作ることも心がけて、役員から社員に直接声をかけるようにもしています。先日は、男性社員に育休をすすめてみました。取得には至りませんでしたが、普段から、そのような声かけを行って、雰囲気作りをしていきたいと考えています。このことは、子育てのみならず、現在国の喫緊の課題でもある、介護離職防止についても有効です。まだまだ働く意欲・能力のある方々が、働き続ける仕組みづくりにつなげていきたいと考えています。
「長く働き続けられる環境を作っていきたい。」これは女性に限ったことではありません。弊社では他社で早期退職された方の積極採用も行っています。いろいろなノウハウを持っている方に入社していただくことは、蓄積された知識や経験の面で大きなプラスになります。優秀な人材は年齢や性別に関わらず会社の財産となり、戦力となり、良い意味で他社との差別化になると思います。
そしてもう一つ。常に忙しそうなヘルパーさんの様子が気になり、聞いてみると、レポートや日報など、本来業務のほかに時間を取られることが多いと言います。まだまだIT化されていない現場だと感じました。
これらは介護業界だけの事だろうかと、女性の働き方について勉強するようになりました。調べてみると、介護業界だけではなく、どの業界でも働く女性を取り巻く環境は一緒。さらに当時、大阪は女性の就業率が全国でワースト2位だったのです。
女性がもっと社会とつながり、キャリアを身に付けていけば、自分の人生の選択肢の可能性が広がる。自分に働き続けたい気持ちがあれば、それが実現できる社会、それは地域の活性にもつながる。そういう強い思いがあって、団体を立ち上げることにしました。
その活動のなかで、気づいたこと、社会的課題だと感じたことを少しでも解決、または社会に向けて問題提議できるようにと考えています。ぜひ皆様に関心を持っていただければと願っております。
実は団体を立ち上げたころ、ダイバーシティーをWEBで検索すると、東京のお台場が最初に出てきたのです。笑い話の様ですが、それくらい知られていない言葉だったのです。
現在も「女性自身の意識改革」「職場の働き続けられる風土形成」「介護離職問題」「子育て支援」等々、女性が自ら働き方を選択する際の課題は多数存在します。これらのすべての固く絡み合った課題を解きほどき、問題を整理し、WAO独自の視点で一歩ずつ着実に課題解決にむけ取り組んでまいります。
株式会社アルメディア・ネットワークは、大阪に本社を置くITサービス企業です。様々な企業向けシステムの開発、医療システムの導入からサポート、インフラ・ネットワーク構築から運用・保守を中心に事業を展開しています。
IT業界は長時間労働が多く、特に女性は結婚・出産後の働き続けにくい職場。
そういうイメージを持たれるかもしれませんが、アルメディア・ネットワークでは子育て中の女性が働き続けており、2016年「大阪市女性活躍リーディングカンパニー」としての認証も受けています。
どのようにして女性が働き続けられる環境を作っているのか、専務取締役 堀内智子様にお話を伺いました。
また堀内様は社外の活動として、一般社団法人 女性と地域活性推進機構(以下WAO)の代表理事を務めています。ダイバーシティーをテーマに活動しているWAOについても、あわせて紹介いたします。
ずっと働き続けられる環境を作る取り組み
弊社の社員のほとんどはITエンジニアです。そのうち子育て中の女子社員は3名います。育休からの復帰、あるいは子育て中の働き方を考えて、産休・育休後の時短勤務はもちろんのこと、本人の希望を聞いて部署異動ができるようにもしています。
また、営業部や事業統括本部では一つの業務に「正」と「副」のダブル体制を敷いています。このことにより、急な休みの時でも業務に支障をきたすことなく、休みが取れる環境づくりに役立っています。
現在はテレワークの検討も進めていて、3名の社員が在宅勤務の検証実験中です。テレワーク業務の個人の適性や、時間管理の方法、教育等、2018年4月の本格導入にむけて検討しています。
実は女性活躍を推進することに、明確な理由はありませんでした。元々弊社の代表が製薬業界やIT業界で営業をしていた頃の経験から「女性には営業の適性がある」と感じ、女性を採用したのが始まりです。それからずっと女性の採用枠があります。私も採用をしていると女性の持つ積極性やコミュニケーション能力などはIT業界にも通用する要素だと思います。現在は営業職、事務職だけではなく、技術職の女性も積極採用しています。
こういった取り組みを進めることに、苦労は感じていません。
弊社の現状の体制や規模感がトップの意思の強さを浸透させやすいのかもしれません。
ただ、規定・規則を作るだけではなく、休みが取り易い雰囲気を作ることも心がけて、役員から社員に直接声をかけるようにもしています。先日は、男性社員に育休をすすめてみました。取得には至りませんでしたが、普段から、そのような声かけを行って、雰囲気作りをしていきたいと考えています。このことは、子育てのみならず、現在国の喫緊の課題でもある、介護離職防止についても有効です。まだまだ働く意欲・能力のある方々が、働き続ける仕組みづくりにつなげていきたいと考えています。
完成されていない会社だからこその柔軟さで、社員の「したい」に応える
技術職から人事に異動し、技術者目線を活かした採用専任者として力を発揮していただいたり、育休復帰の折に技術職からテレワーク営業に挑戦していただいたり、本人の希望を聞きながら、「したい」に応える仕組みを考えています。4月からスタート予定のフィードバックシステムもその一つで、個人の目標を達成しながら、本人が希望するスキルを伸ばしていけるようにきめ細やかな面談等も行っていきます。「長く働き続けられる環境を作っていきたい。」これは女性に限ったことではありません。弊社では他社で早期退職された方の積極採用も行っています。いろいろなノウハウを持っている方に入社していただくことは、蓄積された知識や経験の面で大きなプラスになります。優秀な人材は年齢や性別に関わらず会社の財産となり、戦力となり、良い意味で他社との差別化になると思います。
WAO設立のきっかけ
私は両親の介護をヘルパーさんに助けてもらいながら行いました。ところが慣れてきたころにヘルパーさんが辞めてしまいます。理由を聞くと、夫の転勤、子供の受験、自分の家族介護など。つまり、女性は家族を取り巻く環境が変わった時に、まず自らが仕事を辞めてしまうのだと感じました。そしてもう一つ。常に忙しそうなヘルパーさんの様子が気になり、聞いてみると、レポートや日報など、本来業務のほかに時間を取られることが多いと言います。まだまだIT化されていない現場だと感じました。
これらは介護業界だけの事だろうかと、女性の働き方について勉強するようになりました。調べてみると、介護業界だけではなく、どの業界でも働く女性を取り巻く環境は一緒。さらに当時、大阪は女性の就業率が全国でワースト2位だったのです。
女性がもっと社会とつながり、キャリアを身に付けていけば、自分の人生の選択肢の可能性が広がる。自分に働き続けたい気持ちがあれば、それが実現できる社会、それは地域の活性にもつながる。そういう強い思いがあって、団体を立ち上げることにしました。
ダイバーシティとは何かを正しく知ってほしい
WAOは年に一回のシンポジウムの開催、ダイバーシティーセルフマネージメント研究会に代表される研究会や勉強会、高校、大学、社会人に向けた講演活動など、ダイバーシティーを正しく理解し、自分のキャリアについて考える活動を活発に行っています。また、介護事業者むけ、あるいは健康寿命延伸のためのソフト開発なども行っています。その活動のなかで、気づいたこと、社会的課題だと感じたことを少しでも解決、または社会に向けて問題提議できるようにと考えています。ぜひ皆様に関心を持っていただければと願っております。
実は団体を立ち上げたころ、ダイバーシティーをWEBで検索すると、東京のお台場が最初に出てきたのです。笑い話の様ですが、それくらい知られていない言葉だったのです。
現在も「女性自身の意識改革」「職場の働き続けられる風土形成」「介護離職問題」「子育て支援」等々、女性が自ら働き方を選択する際の課題は多数存在します。これらのすべての固く絡み合った課題を解きほどき、問題を整理し、WAO独自の視点で一歩ずつ着実に課題解決にむけ取り組んでまいります。
企業情報
株式会社アルメディア・ネットワーク
〒550-0005
大阪府大阪市西区西本町1丁目3番15号
大阪建大ビル10階
TEL 06-6536-1951
https://www.allmedia.co.jp//
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大阪府大阪市西区西本町1丁目3番15号
大阪建大ビル10階
TEL 06-6536-1951
https://www.allmedia.co.jp//
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